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2021.12.07

コンクリート防水とは

1.はじめに

近年、大型の施設や住宅など、公共施設を新しく建設する際には、長期利用可能な設計をすることが主流となってきています。

人々のライフサイクルが延長したことで、中長期的な視点から、様々な施設の機能を最大限に活用し、コストを抑える必要性が出てきたためです。これは国土交通省が平成25年に発表した「インフラ長寿命化計画」や「SDGs」などに基づいた考えです。

コンクリートは、その成形の自由度が高いこと、耐久性、強度の高さから、公共施設やマンション、一戸建て住宅に至るまで、主要な建材として幅広く利用されています。

 しかしながら、コンクリートは耐水材料ですが、それのみでは防水性能までありません。

そのため、コンクリート構造物の屋根や地下、プールや貯水槽などは防水対策を行うことで長期的に利用することが可能となります。

2.コンクリートを防水する重要性

・なぜコンクリートには防水が必要なのか

コンクリートは先に述べたその優秀性から、様々な構造物に用いられていますが、経年により、

空気中に含まれる二酸化炭素や酸性雨などの影響を受け、本来の強アルカリ性から中性化が進みます。さらに劣化が進むと、内部の鉄筋などが錆びて腐食、その膨張圧によりひび割れ、強度の低下や漏水を招いてしまいます。

このようなリスクや被害を抑え、構造物を長期間、健全に維持するためにも、コンクリート自体を防水することは非常に重要な役割となります。

3.コンクリート防水工法の種類(コンクリート防水・メンブレン防水)

コンクリートの防水方法は様々ですが、大きく分けて2種類あります。

ひとつは「躯体防水(コンクリート防水)」です。これはコンクリート自体を改良し、防水機能を持たせる工法です。

もうひとつは「被覆工法(メンブレン工法)」です。これはコンクリート自体を防水性の被膜で覆い水分を浸透させない工法です。

 今回はこの2種類の防水工法の長所・短所を比較しご紹介していきます。

躯体防水(コンクリート防水)

生コンクリートの状態で、防水効果のある特殊な薬剤を混ぜ水和反応を促し、コンクリートを改良し水密性を上げます。

セメント分子同士の結合密度を上げることができ、水密性の高い防水コンクリートとなります。

タケイ工業の躯体防水では、二種類の防水剤を使用します。一つは生コンクリートに混入し水和反応を促進させることで水密性を高め、もう一つは乾燥後、躯体に散布浸透させ、中性化を抑制します。二つの相乗効果で防水層となるコンクリートの劣化を防ぎます。

・タケイ工業の躯体防水(コンクリート防水)

・メンテナンス性

基本的にはメンテナンスフリー。防水皮膜がないため、漏水箇所の発見も早く、部分的に補修することも容易です。

クラックなどに対しては、Vカットを行い、モルタルを充填することで簡単に修繕が可能です。

また、耐久年数を超えた後にアスファルト工法や塩ビシート工法の様に廃棄物が発生しないため、処理のコストも抑えることができ、且つ地球環境にも優しい工法です。

・耐久性

耐久年数:10年〜(10年間の保証付き、延長可能)

一般的には難しいと言われる地下部分の防水に関しても同様の保証が可能です。

また保証期間終了後、防水保証の延長をご希望される場合は現地調査を行い、状況に応じた改修を行うことが出来ます。

・歩行性

車両の通行が可能な重歩行対応。

屋上の駐車場用のコンクリート屋根としても問題なく利用できます。

被覆工法(メンブレン防水)

被覆工法(メンブレン防水)とは主に、コンクリートの屋上に不透水性の素材の膜や防水シートなどを利用して、コンクリート自体を覆う防水の手法です。中でも主な手法として、アスファルト、ウレタン、塩ビシートなどがあり、それぞれ特徴があります。

・アスファルト

アスファルトのルーフィング層(液状のアスファルトとシート状のアスファルト)を何層にも重ねて防水の層を作ります。工法としては「熱工法」、「常温工法」、「トーチ工法」の3種類があり、施工方法は業者により異なります。

・メンテナンス性

定期的にトップコートの張り替えをする必要があります。

凍害によるコンクリートの劣化があるため、防止策として、塗膜防水をすることが望ましいです。

塗膜で保護をしているため、ひびの発見や漏水箇所を見つけるのが難しいというデメリットがあります。

・耐久性

耐久年数:15年〜25年くらい

(塗膜防水をする場合、定期的なトップコートの張り替えが必要です)

・歩行性

屋上に設置する機械が多く、メンテナンスなどで頻繁に立ち入る場合でも問題なく利用できます。

・ウレタン

防水材を塗っていく塗膜防水という防水です。施工は基本的には塗布していく作業が主なため、複雑な形でも施工することが可能ですが、防水の品質は施工する担当者の技術力に依存します。

・メンテナンス性

定期的にトップコートの張り替えをする必要があります。

ウレタンで塗膜防水を行う場合、以下の2点注意が必要です。

・平坦な下地である必要があるため、凹凸の多い建物にはあまり向きません。

・十分に乾燥したコンクリートに対して施工する必要があるため、冬場の施工に関しては日数がかかることがあります。

・耐久性

耐久年数:8年〜10年くらい

(塗膜防水をする場合、定期的なトップコートの張り替えが必要です)

・歩行性

弾力のある塗膜ができるため、歩行性に優れています。(軽歩行)

・塩ビシート

塩ビシート防水は、工場で生産された防水シートを加工してコンクリートの防水箇所に設置していきます。工場生産のため、均一な防水効果を期待できます。

・メンテナンス性

基本的にはメンテナンスフリーです。

改修方法としては、重ねて貼ることもできるため、補修も容易に行うことができます。

漏水箇所も容易に確認することができ、漏水箇所の補修も簡単に行えます。

・耐久性

耐久年数:10年〜15年くらい

・歩行性

シート上を歩行することはできません。

歩行する場所を定めた上で、保護シートを貼り付けることで歩行が可能となります。

4.まとめ

コンクリートの防水は大きく分けて2種類に分類でき、それぞれの特徴をご紹介しました。

タケイ工業の躯体防水であれば、水密コンクリートそのものが防水層となり、基本的にはメンテナンスフリーのため長期的に考えると費用対効果も期待できます。

また施工完了後には10年間の保証書を発行しています。

一方、被覆防水は定期的なメンテナンスが必要となりますが、利用用途により、アスファルト

・ウレタン・塩ビシートの中から最適な工法を選ぶことができます。

コンクリート構造物を長期間、健全に維持するためにも複数の中から最適な工法をご検討下さい。

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