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お知らせ・コラム

タケイ工業からの最新情報やタケイ防水についての技術情報など、お客様のためになる情報を配信しています。

  • <strong>狭小地の地下室防水</strong><strong></strong>

    2023.03.23

    狭小地の地下室防水

    ―タケイ防水で作るRC造地下室 前編― 狭小地で地下室をつくりたいけれど防水について、よくわからないというお問い合わせをよく頂きます。そこで今回のテーマは、 「狭小地の地下室防水」です。 まずは安心ください。敷地が狭小な建物でもタケイ防水は可能です。 今回はタケイ式コンクリート躯体防水の特徴と合わせて4つのことについて前編、後編2回に分けてお話します。       前編 ◇狭小地でも室内側から防水   ◇地下室でも10年保証 後編 ◇二重壁不要    ◇水が出る場所でも地下室を作れる   それでは早速行きましょう。 ◇狭小地でも室内側から防水 区画整理の影響や、都心部のような密集地では敷地の確保が難しく敷地が狭くなっていたりする場合ありませんか? 敷地と工期に余裕のある建物であれば、先やり工法や先付工法など躯体の外側に防水層を設けるケースが多いでしょう。 しかしながらその条件を整えると建物の使用できるスペースが小さくなってしまったり、埋め戻しなどの工期や工程の管理が複雑になってしまいます。 タケイ防水なら室内側からの防水工事ができ人が入り作業ができるスペースがあれば狭小部でも防水可能です。   ◇地下室でも10年保証 地下室の防水保証については躯体の外側に防水層を設ける場合、竣工後に外側からの補修工事が困難な為、防水材メーカーの防水保証が出ないことがあります。 タケイ防水では室内側から防水工事をすることができるので、地下室でも防水保証10年付きの防水工事を標準としています。   タケイ防水の適用箇所詳細 https://takeibousui.com/about/scene/scene_detail/#item2   地下室の防水工事 https://takeibousui.com/news/8746/ お問い合わせはこちら

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  • 弊社施工物件が新建築 2023年2月号に掲載されました

    2023.02.14

    弊社施工物件が新建築 2023年2月号に掲載されました

    ・新建築 2023年2月号 集合住宅特集「MNH」 https://takeibousui.com/works/mnh/

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  • 弊社施工物件が近代建築 2022年8月号に掲載されました

    2022.09.02

    弊社施工物件が近代建築 2022年8月号に掲載されました

    ・近代建築 2022年8月号 特集 保育建築の計画と設計「立華学苑」

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  • 弊社施工物件がメディア掲載されました。

    2022.08.16

    弊社施工物件がメディア掲載されました。

    ・新建築 2022年2月号杜のまちや ・近代建築2022年8月号立華学園 https://takeibousui.com/works/11730/

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  • 高さ制限攻略特集

    2022.07.30

    高さ制限攻略特集

    「高さ制限攻略特集」 建物がもっと面白くなる! 建築デザインの自由度を高めるコツをタケイから提案します。 その方法は、コンクリート躯体そのもので屋根防水をする!   攻略 その①パラペットを無くす! 「パラペットがなかったら、防水納まらないよー」 という声が聞こえてきそうですが、安心してください。 パラペットが必要な多くの理由はメンブレン防水を納める為なので コンクリート防水ならパラペットを無くしても大丈夫です。      攻略 その②建物を斜めにカットする!   コンクリート造の勾配屋根では防水層や仕上げなど計画によって、おさまりの難しいいくつかのパターンがあり、 コンクリート防水ならシンプルにおさまり仕上げ材との相性も良く自由な計画が出来ます。        天井の高さは、空間の印象を大きく変えるポイントの一つです 住宅はもちろん商業施設など建物の多くは、室内の広さや高さに対する要望が多くあり 開放感やゆとりある空間を確保するためにはいろいろな工夫が必要ですよね。   しかしながら皆さんご存知、建築を計画するときに注意しなくてはいけない 4つの高さ制限があり無限に天井を高くすることは出来ません。   ・絶対高さ制限  ・道路斜線制限 ・隣地斜線制限  ・北側斜線制限   実際に建築をしない、計画することが楽しいという事であれば、 無視して空想の建築を楽しむのがおすすめです。 しかし実際に建物を建てて生活、あるいは事業や運用をしたいという事であれば、 ルールを守り建築をする事になります。 まとめ コンクリート躯体そのもので屋根防水が出来れば高さ制限の 解決できる課題があります。 例えば防水層を抑えるための立上りがいらなくなれば、 制限いっぱいまで建物を計画することが出来き室内の天井高を高くする事が出来ます。 あるいは、コンクリート躯体で防水層が出来ているならば、 その上に左官仕上げやタイルを張るなど意匠の自由度も上がります。 お問い合わせはこちら

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  • 夏季休業日のお知らせ

    2022.07.22

    夏季休業日のお知らせ

    平素は、格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。誠に勝手ながら、弊社では下記の期間を夏季休業日とさせていただきます。 【夏季休業期間】2022年8月11日(木)から2021年8月15日(月) なお、休業期間中にホームページへいただいたお問い合せにつきましては、2022年8月16日(火)以降に順次対応させていただきますので、ご了承のほどお願い申し上げます。

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  • 弊社施工物件がメディア掲載されました。

    2022.05.06

    弊社施工物件がメディア掲載されました。

    ・新建築住宅特集 2022年5月号トーラスハウス(Torus House) https://takeibousui.com/works/9768/

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  • 躯体防水を使ってみた。[差をつけたい建築家必見・体験談有]

    2022.04.25

    躯体防水を使ってみた。[差をつけたい建築家必見・体験談有]

    お客様の声         タケイ防水はアトリエ系の設計者が使うものっていうイメージなんだけれども一般の建物でも使えるの 。。。 よくあるお問い合わせなんですけれども、もちろん使用できます。 組織設計事務所、共同設計、個人設計事務所また、建物の用途としては公共建築、商業施設、集合住宅、住宅はもちろん、土木の分野など幅広くご支持を頂き、防水工事をさせていただいております。 建築では公共の建物から住宅まで多くの実績があり、土木の建造物にも多くの実績がございます。        躯体防水って学校でも習ったことないし、使ったことや使ったことがある人も周りにいないしどんなものかよくわからないんだけど。。。 建築家、設計者様の多くは躯体防水に触れることが少なく、 また、建築を学ぶ時に座学で学ぶこともほとんど無いでしょう。 なぜなら、建築士試験に合格するために必要のない分野でもあり、学校の講義や教材でもほとんど触れられることがないという理由からあまり知られていない、知る人ぞ知る玄人向けの技術になります。         どうして躯体防水は世の中に普及しないの。。。 コンクリート防水工事という特殊な技術である為熟練者が育ちにくく、しかも、 手作りのハンドメイドで防水工事を施工をするので大量生産が出来ません。 また、タケイ工業ではすべての現場に現場経験豊富な職長が入ります。 その為品質を下げることなく目の届く範囲、手の届く範囲での工事をしていますので、年間で施工できる物件数も限られております。         タケイ防水を使ってみて ■花岡徳秋建築設計事務所 花岡徳秋様より トーラスハウス https://www.youtube.com/watch?v=WhHZjxZ-3oo 大きく3つの理由がある。打放しの逆梁を、シート等で被わずに屋根面にコンクリートの塊として見せたいという意匠の理由が一つ。現場が海に近く塩害に強いという性能の理由が一つ。最後にメンテナンスが不要の可能性が高いという耐久性の理由です。屋根打設から3か月経ったが、全く問題なく無事竣工引き渡ししました。ありがとうございました。お施主様もタケイ防水のHPを見て勉強したらしく、とても満足してます。個人的な意見としては、初めてタケイ防水を使うので、相談させて頂いた。都度、大変親身になって時には厳しい指摘まで頂き感謝しています。現場では現場監理の勘所のアドバイスを頂いた。終ってみればタケイ防水を通して、コンクリート工事の基本を再認識させて頂いた、貴重な現場経験となりました。感謝してます。長野県など関東から少し離れている場所の仕事が多く、今後は是非お力を貸して頂きたいです。寒冷地にも強い事を、長野県のお施主様にも感じて貰いたいと思ってます。前向きにご検討よろしくお願いします。      ■若松均建築設計事務所(元所属事務所)  片岡 篤史 様より 地下住戸で壁面仕上げをRC打ち放しとしたかったため。屋根面の形状が複雑で、シート防水などの工法では施工性に難有りと判断したため採用した。 法規上の高さ制限が限られる条件下で、現場納まりの調整自由度が高く、笠木不要などの意匠性も建物の出来に大きな利点となり、大変重宝しました。 引き続き信頼のある防水性に期待致します。利用しやすい価格にも期待致します。       ■岩成弘充建築研究所  岩成弘充 様より 私がタケイ式防水を選ぶ理由 それは、未だ経験はないのですが、万が一漏水になった場合に原因箇所を早期に発見できそうであり、また、改善が容易であるようなところです。設計する上で水にまつわるトラブルは避けたいものです。例えば、防水の立上がりを確保できない場合、屋根形状が複雑な場合や地中に埋まってしまう箇所についてはとても心強いです。その上、10年の保証があるのでクライアントに対しても安心を提供できます。人の手作業による工事なので万が一の際の保険と思っています。意匠の点においては、私は防水層を設ける場合の納まりの不格好さが嫌でした。屋根を積極的に利用する今日において屋上の美観を損ねないためにも躯体防水は重宝しています。私が採用するポイントは考え方、手段や施工が極めてシンプルなことです。このことはメンテナンスもシンプルになるということです。       ■株式会社イケガミ 代表取締役 池上靖幸 様より 私どもは「アクアソイル工法」という屋上緑化システムの開発、販売、施工をしています。 小さなメーカーですが、皆さんのご理解とご協力を頂きながら、長年に亘って「次世代に美しい環境を残す」ために、屋上緑化に取り組んできました。  世の中には数多の防水工法があり、どの防水も素晴らしい技術に違いありませんが、屋上緑化の目で防水を見た時、信頼性、耐久性といった防水の基本性能もさることながら、排水処理やサッシ下、パラペット際の納まりが大変重要な要素となります。 その点においてタケイ進化コンクリート防水は、建築躯体とアクアソイル工法がシームレスに繋ぎ、スキのないディテイルを実現し、しかも極めて事故の起きにくい、美しい納まりを実現する防水工法であると感じています。 タケイさんが精魂込めて打ったコンクリートに相応しい技術であるよう、これからもアクアソイル工法の研鑽をしていきたいと思います。       ■内野建設株式会社 建築部建築課 次長 林田 賢一郎 様より 屋根でタケイ防水を始めて採用した時(清音閣)は、コンクリートだけで防水ができるのか?正直半信半疑だった。一度使ってみると、コンクリート打設後の防水工事一式が不要になるため、ルーフバルコニーの場合等、後工程の工程管理がしやすいし、かつ、責任の所在が明快な事も現場としては使いやすい。なかなか使えるなぁーと言うのが今の感想です。現在、タケイを使って6件目の現場になるが、漏水の事故はない。     ■建築家/信州大学准教授 坂牛 卓 様より 日建設計退社後、独立して最初に設計した建物がコンクリート打ち放しだった。そこで僕はタケイコンクリートを初めて使った。日建の標準仕様に防水コンクリートは無かったのでこれは未知の領域だったのだが、うまくいった。そもそも素材というものは多機能であるべきだ。その方がディテイルはシンプルになり不具合も起こりにくいし、起こった時には対処しやすい。前々から抱いていた素材に対するそんな思いと、タケイの使用感は一致した。その後僕は数回にわたりタケイを地下躯体、屋根などに使用した。決められた仕様を守る限り、その性能は確かなものと考えている。 そんな僕が持っているタケイの知識は「実践するコンクリート」(『GA素材空間-コンクリートの可能性』(2000年)所収)の中に記してある。      ■社団法人 日本建築家協会会員 一級建築士事務所 深川良治建築計画研究室 様より 屋根面の一部を「切り取った」ようなデザインにしたかったのと、屋上緑化レベルと4階床フロアレベルとに大きな段差をつけたくなかったので、いろいろ検討した結果「タケイ進化コンクリート法防水」に辿りつきました。パラペット立上りがほとんどない屋根のデザインも、4階フロアからの眺望も当初のイメージ通りにできてクライアント共々大変満足しています。屋上緑化との相性が良く、さらにデザイン的にもシャープな納まりをするにはこれしかないですネ!

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  • 躯体防水を提案する理由 3選

    2022.03.15

    躯体防水を提案する理由 3選

    お施主様に躯体防水を提案する理由 3選 1.コンクリートだけで防水が出来る! 無機質なコンクリートそのものが防水層になり、有機質の防水層と比べて極端に劣化が少なく定期的なメンテナンスがいらない。 2.デザインの可能性を伸ばす! 建築家による設計ならではの他にはない 自由度の高い個性的なオンリーワンのデザイン建物が出来る。 3.豊富な実績! タケイ工業では毎日現場で躯体防水工事のみをしているため圧倒的に経験値が違う。 一般的には防水剤メーカーと防水工事業者は別なことが多いが、タケイ防水の場合は原則下請けや代理店を使用せず、材料メーカーであり防水工事業者でもある為躯体防水の実績が多く、ノウハウも豊富なコンクリート防水に特化した自社作業員による施工体制。 初めてのコンクリート防水使用ガイド タケイ工業では事前に設計者様と計画段階でのお打ち合わせや、工事業者様と施工準備期間または施工段階でお打ち合わせをすることにより、事前に品質の良いモノを作る為のポイントを共有し問題がある場合の解決策を一緒に考えています。 ―――施工範囲の確認――― まず初めにどこを防水したいのか。。。 屋根なのか地下室なのか、あるいはプールや水槽など特殊な防水をしたいのか。。。 タケイ防水ではコンクリート防水を使用したいところにタケイ2号液を混入し、タケイ3号液を散布、その後2次処理を行い10年間の防水保証をお出しいたします。 ご計画段階から設計者様にご相談のお問い合わせを頂くことも多く、ご計画中の図面を見ながらお打ち合わせをさせていただくこともできます。 ―――施工手順の確認――― コンクリート打設に先立ちお問い合わせやお見積りの段階から、工事業者様には事前に防水仕様を提出して、防水コンクリートを作る為に必要ないくつかのポイントをお知らせいたします。 そして工事をやることが決まりましたら施工準備期間または、コンクリート打設前には工事の担当者による現場打合せをさせていただきます。 段取りの確認やスケジュールなど、工事現場ごとに異なる条件で施工をされる建設業者様とその工事現場にあった工事の進め方について確認や、ご提案をさせていただきます。 ―――防水工事施工――― 実際の施工は大きく分けて2段階の防水工事になります。 1段階目 コンクリート打設工事から始まります。 居室の屋根部分は打設前にワイヤーメッシュを敷き込み、それ以外の部分はコンクリート打設当日現地で打設するコンクリートにタケイ2号液を混入します。 そして打設翌日タケイが保証をお出しするスラブにはタケイ3号液を散布いたします。 その後養生期間として基本材齢4週間後に2次処理となります。 2段階目 コンクリート打設から材齢4週間経過後 支保工を解体するタイミングで支保工解体後に2次処理に入ります。 屋根部分は立ち上がりの切り付け処理を行い、地下部分は床と壁の打ち継ぎ処理とPコン処理を行い、接地壁部分にタケイ3号液を散布いたします。 ―――工事完了・防水保証――― タケイ防水ではコンクリートにタケイ2号液とタケイ3号液を使用し、2次処理まで完了した部分につきましては、10年間の防水保証をお出ししております。 引き渡し前に工事業者様に書類を送付させていただきますので、必要事項をご記入いただきましたら工事業者様と連名の防水保証書をお施主様に提出いたします。 大型物件の屋根にお勧めする2つの理由 1.コンクリート打設後即、屋上防水が完成する コンクリート打設後のスラブ(平場)は、打設翌日タケイ3号液を散布浸透処理することで 防水層が完成します。歩行用、重歩行用などのメンブレン防水の上にシンダーコンを打設する場合と比べると工期の短縮にも繋がります。 コンクリート打設後の工種や工数が少ない為手間が少なく、工程管理をしやすく、工期や工程の管理によっては工事全体の工期にも影響する場合もあり、その結果コストが有利になります。 2. 万が一将来漏水したときにも原因の発見が早く直しが早い 問題があった場合躯体のどこが原因なのかを特定しやすく、またその部分のみを補修することが出来る。 防水層をはがしてやり直したり、全体的にもう1層新たに防水をする必要がなく、 コンクリート防水であれば基本のコンクリートで防水を補修できる。 お問い合わせはこちら

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  • <strong>【建設現場で躯体防水を使いこなすポイント】</strong>

    2022.03.15

    【建設現場で躯体防水を使いこなすポイント】

    建設現場では様々な工種が絡みあい、現場全体としての工程はとても複雑になります。それぞれの工種における工程は簡素であればあるほど管理しやすく品質も良いものが作れます。 作業工程が簡素であるということは、現場管理上とても大事なポイントとなります。 「コンクリート防水」の工程はとても単純で分かりやすく、全体工程への組み込みも容易です。 そんなスマートでスムーズな「コンクリート防水」を採用してみてはいかがでしょうか? 【コンクリート打設にまつわる4つの段取りを学ぼう】 「生コンクリート」は建築材料の中でも特に管理の難しい材料の一つです。 その理由は名前の通り、「生もの」だということです。生コンクリートが「生もの」であるならば、コンクリート打設は「料理」、当社工法は「調味料」といったところでしょうか。 生コンクリートは構成する材料が多く、それを打設するとなれば必要な道具や、関わる工種、管理基準などは多種多様で、その工程も複雑です。さらにそれらを失敗なく1日の内に完了させなければいけません。 生コンクリートを滞りなく打設するには「よく練り込まれたレシピ」が必要となります。 以下、そのレシピを作成するにあたり押さえておくべきポイントをご紹介します。 ①コンクリートの配合について 普通セメントの使用する場合は目標とする設計強度にもよりますが、スランプなど施工性を確保したうえで余分な水分を少なく計画する。 単位水量を減らす方法としては混和剤の使用、粗骨材を大きくしたり、細骨材を小さくする。 ②コンクリートの打設計画について ジャンカやコールドジョイントの発生が無い様に打設計画を立てる。無理のない打設順序や人員配置、打設速度、材料の納入ペースを計画する。直前では取り返しがつかなくなることが多いので、コンクリート打設について事前に確認、対策をする事が生じた場合(湧水対策、打継ぎ箇所、工程などなど)は、早めに質疑/協議を行う。 ③コンクリートの打設について 打設計画の事前/当日周知をし、問題となりやすいポイントなどについて説明や指示を行う。 例)ジャンカが出来やすい部分 ・段差吹き出し部 ・配筋が密になっている部分 ・排水溝/ドレーン周り ・打ち込み配管周り ④コンクリートの養生期間や型枠の脱型後について 型枠の脱型、支保工の解体は国土交通省の基準を前提とし計画する。また、スラブは散水養生等で適度な水分を保ちひび割れ防止の措置を講じる。 型枠脱型後は清掃・片づけを早めに行い、釘や鉄筋の残材などで発錆がないようにする。また、打ち放し部分などは養生材にて養生を行いキズが付かないようにする。 【事例と対策】 生コンクリートの打設は「チームワーク」です。 現場打ち生コンクリートは建材として素晴らしい性能を持つ材料の一つです。 しかしながら、建材の中でも不測の事態が起こりやすい材料の一つでもあります。 なぜなら半分は工場製品でありながら現場に着いてから残り半分を作る作業があり、関わる業者の種類も数も多く、そしてほとんどの打設が当日一発勝負というものです。 そこに係る全てのモノや人が良い仕事をしなければ、品質低下や品質事故は免れません。 特にジャンカやコールドジョイント、クラック(ひび割れ)は漏水事故に直結しますので、 いくつかの事例をもとにその原因について対策をしましょう。 ▼意外にやりがち!な計画編 生コンクリート打設の作業人員や打設機器の不足 大切なことなのでもう一度言いますが、生コンクリートの打設は「チームワーク」です。 そこに無理のある人員配置や打設機器の不足があると性急な施工によるジャンカの発生や作業の遅れによるコールドジョイントの発生などの品質低下を起こしやすくなります。 各施工業者と協議のもと無理のない施工計画を立てましょう。 降雨での生コンクリート打設 降雨を伴う生コンクリートの打設はコンクリートに様々な品質低下を生じさせます。 生コンクリートへの雨水による加水はコンクリート強度の低下を引き起こします。表面の雨打たれはセメント分が洗い流され骨材の露出や仕上げ不良を引き起こしクラック(ひび割れ)を誘発します。また、継続的な降雨は打設中のコンクリート中に水道(みずみち)を生じさせ、後に漏水事故を引き起こします。 天候は生コンクリートと同様に管理しづらいものではありますが、コンクリートの品質に重大な影響を与えるものと認識し計画と対策を練る必要があるといえます。 生コンクリートの納入ペースの読み違い 生コンクリートは「生もの」と言いましたが、生コンクリートは時間が経てばどんどん反応が促進され様々な品質の変化が生じ、やがて硬化していきます。 そのような品質の変化によるコンクリートの不良を防ぐため「生コンクリートの運搬・使用時間」はJIS規定やJASS5、コンクリート標準示方書などにより規定されています。 品質の変化し過ぎた生コンクリートの打設は、ジャンカやコールドジョイントなどの打設不良を引き起こし、やがて漏水事故へと繋がっていきます。 打設計画に合った生コンクリートの納入ペース配分や、より近場の優良生コン工場の選定を行いましょう。 ▼意外にやりがち!な施工編 ①コンクリートが入り込みにくい部分のジャンカ コンクリートが入り込みにくい部分はもちろんジャンカが出来やすいですが、その原因はバイブレーターでの締固め不足や型枠の叩き・確認不足、生コンクリートの打設速度が速すぎるなどが挙げられます。 ジャンカの出来やすい部分は、壁の最下(打ち継ぎ)部や打ち込み配管周り、段差吹き出し部分などがあります。型枠の形状によってもコンクリートが入り込みにくい部分があるでしょう。 不良の出来やすいポイントを全体に周知・共有し、「チームワーク」で良いコンクリートを打設しましょう。 ②止水版の設置不良と作業ごみや土の混入 打ち継ぎ部分のコンクリートの品質は特に防水性能に直結します。 地下水位がある地下壁においては、打ち継ぎ部分が最大の水道(みずみち)となるからです。 その打ち継ぎ部分に設置した止水版の倒れや破損などの不良、おが屑や木片、土などの混入があると打設不良を引き起こし直接の水道(みずみち)となってしまい、それが打継ぎ部全体に及べばその防水・止水工事はより困難なものとなり、防水品質の確保も難しくなってしまいます。 コンクリート工事は生コンクリートを打設する前から始まっています。関係ないと思われる工種においても不用意な行動が漏水事故を引き起こす場合もあり、コンクリート全体の品質向上の為にも型枠の中にはモノやゴミを落とさないよう注意しましょう。 ③不十分な金鏝押え 当工法においては生コンクリートの打設後のスラブ面は金鏝押え(2回以上)をお願いしております。大きな理由としてはクラック(ひび割れ)防止と摩耗性能の向上があります。 いわゆる「防水下地」や「木鏝押え」と呼ばれる、1回押えではクラックが入りやすくコンクリート表面の品質は粗雑なものとなってしまいます。クラック(ひび割れ)は漏水事故に直結し、コンクリート表面の品質不良は長期的なコンクリートの耐久性も下がってしまいます。 生コンクリート打設後の金鏝押えはコンクリートの性能を高める上でも非常に重要なものです。 仕上げ下だからといってコンクリートの押さえが不十分にならないよう、金鏝押え重要さについての周知と打設計画が必要になります。

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